マンションの貯水槽は、年1回清掃することが義務づけられています。清掃していないとどうなるのか、マンションのオーナーとして確認すべき管理方法と対策について見ていきます。
マンションの貯水槽を清掃していないとどうなる?まず知っておきたい基本
マンションの貯水槽清掃と水質検査は、水道法により年1回以上行うことが義務づけられていて重要です。そして、もし清掃してないとどのようなことが起こるのかもしっかり知っておくことが大切です。
貯水槽清掃をしていないマンションで起こりやすいトラブル
貯水槽を清掃してないと、水を貯めて長期間放置していることになり、水が汚れます。カビや異臭が発生するというトラブルが起きます。
また、年1回の清掃を行わない場合、水道法の法律違反による罰則リスクで、オーナーに最大で100万円の罰金刑の可能性も生じます。
貯水槽の汚れが水質悪化につながる理由
貯水槽の掃除をせず、水が汚れていくと壁際に水垢が付き、タンクの底に泥や砂、水垢などなど沈殿物が溜まっていきます。
また、貯水槽の密閉性が低下した場合には、タンク内に虫や雨水が侵入する場合もあります。
これらのことが水質悪化の理由となります。カビや異臭の発生が起きることもあるでしょう。
「見た目は問題ない」では済まないケースもある
貯水槽が汚い状態が続くと、見た目は問題なくても、水質が劣化してしまいます。住人の健康に悪影響を及ぼす可能性があり、大変なことです。飲料水の安全性がなくなるだけでなく、マンション全体の衛生環境の悪化も招いてしまうことになり注意が必要です。
マンションの貯水槽清掃は義務?オーナーが確認すべきポイント
マンションの貯水槽を清掃してないと水質悪化になってしまうため、法律で清掃をするように義務づけられています。法律で義務づけられている具体的な清掃内容についてもオーナーはポイントを確認しておくことが大切です。
貯水槽清掃の義務はどの法律で決まっている?
貯水槽清掃の義務は、水質を管理する水道法で決まっています。水道法では、清浄な水の供給を図ることを目指しています。公衆衛生の向上と生活環境の改善についても考えられている法律です。マンション管理の場合も、オーナーとしてこれらを守ることが重要となります。
受水槽の大きさや建物の用途で対象が変わる
マンションのように貯水槽の有効容量の合計が10t(10立方メートル)を超える 給水設備を「簡易専用水道」と言い、年1回の清掃が義務づけられています。
建物の用途ではマンションやビル、学校や病院などの大型建物に「簡易専用水道」の受水槽が設置されています。
貯水槽の有効容量が10立方メートル以下の「小規模貯水槽水道」の場合には法での規定はありません。ただし、自治体によっては条例で清掃・検査に関する規定が設けられていることがありますので、注意してください。簡易専用水道と同様の指導が行われるため、年1回以上の清掃を実施してください。
貯水槽清掃は年1回必ず行わなければならない
マンションのような有効容量の大きな貯水槽の場合は、年1回定期的に清掃を行うことが義務です。また、各自治体の条例で自己点検結果の報告を保健所に報告する事も必要となっていることが確認すべきポイントです。
マンションオーナーが今すぐできる貯水槽管理と対策
貯水槽を清掃してない場合、マンションオーナーが今すぐできるようにする方法、管理方法と対策についても参考にしてください。
まずは清掃履歴と点検状況を確認する
貯水槽についてこれまでどのように清掃を行っているのかわからない、はっきり確認できていないという場合もあるでしょう。まずは貯水槽の清掃履歴と点検状況を確認することが大切です。
水質検査などを行っている際の清掃の報告書などで、清掃作業日、清掃時間、清掃業者、貯水槽の点検結果、清掃前後の槽内写真、水質検査結果などを確認してください。
清掃だけでなく点検・修繕まで見据えることが大切
そして、清掃をするだけでなく、もし水質に問題があった場合は、保健所からの連絡、指示に従う必要があります。指示通りになっているか、きちんと点検をし、修繕されているかを確認することが大事です。
例えば、貯水槽に亀裂や破損などがあった場合は、修繕まで完了しているかを見据えることが重要です。
清掃業者は価格だけでなく対応範囲で選ぶ
貯水槽の清掃業者を選ぶ際は、価格だけで選ばず、どこまで対応してもらえるのか、定期的な点検や修繕が必要な場合も可能かを見据えて依頼することが大事です。定期的な管理を任せられる業者なのかも検討してみるといいでしょう。
まとめ
マンション貯水槽の清掃についてオーナーが行うべき管理と対策方法を見てきました。年1回の清掃が水道法によって義務づけられていますので、清掃していないということがないように注意してください。
オーナーが行うべき貯水槽管理と対策についてきちんと内容を理解して、点検、修繕まで行っていくように気を付けることが大切です。

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