エアコンのメンテナンスは必要!タイミングやセルフとプロの作業の違い

目次

自宅でエアコンの点検やメンテナンスをしている方は、少ないのではないでしょうか。

エアコンのメンテナンスを行わないと、効きが悪くなったり、故障しやすくなったりするため注意が必要です。

この記事では、エアコンのメンテナンスの必要性、家庭でできる点検や掃除の方法、プロのエアコンクリーニングについて詳しく解説します。

エアコンのメンテナンスは、消費電力を抑え、エアコンを安全かつ快適に長期間使用するために必要です。

フィルターや熱交換器(アルミフィン)に汚れやホコリが蓄積すると、冷暖房効率が下がるほか、使う電力の量も増えるため電気代が上がります。

また、エアコンへの負荷が大きくなり、故障する可能性があるでしょう。

このようなトラブルを未然に防ぎ、エアコンを効率よく運転させるためには、定期的に点検と清掃をする必要があります。

エアコンには、点検と清掃が必要なサインがいくつかあります。

エアコンのメンテナンスが必要なサインは、主に以下の4つです。

異臭や異音がする

エアコンを作動させた際に変な音がする、嫌な臭いがする際には、内部にトラブルが起こっている可能性があります。

異音の発生は、コンプレッサーや送風ファンの経年劣化、故障のほか、異物が入り込んでいることが原因です。

異臭は、内部で雑菌やカビが繁殖している可能性が高いでしょう。

異音や異臭がしている状態でエアコンの使用を続けると、突然の故障や健康被害を引き起こすこともあるため注意が必要です。

エアコンの効きが悪い

エアコンを使っても効きが悪いと感じる場合、アルミファンやフィルターの汚れが原因かもしれません。

また、冷媒ガスの漏れや部品の劣化が原因で、エアコンの効きが悪くなることがあります。

効率が落ちた状態でエアコンの使用を続けた場合、電気代に影響したり、故障の原因になったりするリスクもあるため、早めに対策を行いましょう。

吹き出し口にカビがついている

エアコンの吹き出し口に汚れが付着している場合は、内部の清掃をすべきタイミングです。

特に、吹き出し口に黒い汚れがある場合はカビの可能性が高く、内部でカビが発生している可能性が高いです。

吹き出し口までカビが広がっている場合は、すでに内部は大量のカビが繁殖しているかもしれません。

吹き出し口

掃除を1年以上していない

1年以上クリーニングしていないエアコンを使用していると、内部に溜まっているカビや汚れにより健康を害するリスクがあります。

そのため、年に1度は専門業者にクリーニングを依頼し、エアコンを清潔に保ちましょう。

プロにエアコンのメンテナンスを依頼すれば、故障させる危険性も極めて低いです。

そのため、基本的にはプロに依頼するのがおすすめです。

ここでは、自分でメンテナンスをする方法と、プロの主な違いを紹介します。

作業範囲の違い

完全分解洗浄では、本体のカバー、フィルター、ルーバーに加え、ドレンパンや送風ファンなど、各パーツごとに洗浄します。

分解洗浄をすると、それぞれのパーツをすべてきれいに洗浄でき、ニオイの原因となる内部のカビや汚れも取り除くことが可能です。

汚れをとるレベルの違い

通販サイトやホームセンターで販売されている洗浄スプレーでは、表面しか清掃できません。

業者では高圧洗浄を行い、内部も隅々まで洗浄するため、蓄積した汚れも落とせます。

さらに、プロは水も大量に使用し、洗浄剤や汚れを残しません。

作業時間と手間の違い

自分でエアコンを掃除する場合は、電源を切ったうえでコンセントも抜きましょう。

エアコンのカバーを開けて、熱交換器とフィルターのホコリを掃除機で取り除き、本体を拭いて完了です。

自分で作業をする場合の時間の目安は30〜40分ですが、エアコンの内部まで掃除する場合は1時間程度かかります。

エアコンの各パーツを掃除する場合、フィルターを洗って乾燥させるまでに2〜3時間はかかるでしょう。

そのため、エアコンクリーニング業者に細部までクリーニングを依頼する場合と同じくらいの時間がかかります。

安全性と技術の違い

エアコンの分解洗浄方法を紹介しているサイトや動画はありますが、機種やメーカーごとに取り付け方法が異なります。

分解は可能であっても、元に戻すことはできない場合があるため、知識や経験がない方は分解洗浄は行わないようにしましょう。

また、掃除の際に電気部品に水や薬品が付着すると故障のリスクがあり、修理や交換が必要になることがあります。

加えて、「トラッキング現象」が起こり、発火して火災の原因となります。

トラッキング現象とは、コンセントのプラグに、水分やホコリによって電気が通る道ができてしまい、発火することです。

エアコン内部の洗浄にはいくつかのメリットやデメリットがあります。

ここでは、エアコン内部を掃除することのメリットとデメリットを詳しく説明します。

ランニングコスト削減に繋がる

エアコン内部やフィルターにホコリや汚れが溜まると、本来の性能が発揮できず、電気代が高くなることがあります。

適切なメンテナンスを行うことで、冷暖房効率が向上し、不要なエネルギー消費を予防できることがメリットです。

結果として、ランニングコストの削減にもつながります。

健康被害を防ぐことができる

適切なメンテナンスを行わずに内部でカビが繁殖すると、カビの胞子が室内に吹き出されるため健康に影響を及ぼす可能性があります。

定期的な清掃でカビの繁殖を防ぎ、健康面においても安全に使用できるようにしましょう。

本体を長持ちさせることができる

エアコン内部にカビや汚れが溜まると、各パーツに負荷がかかり、エアコンの劣化につながります。

定期的に内部まで分解洗浄を行うことで、エアコン内部の空気の流れが良くなり、各パーツが正常な状態を維持できるでしょう。

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まとめ

専門知識がなく、専用の清掃用品を使わないで掃除をすると、エアコンを破損する恐れがあります。

また、専門的な掃除道具を購入するのは高額であり、準備や片付けも手間がかかります。

そのため、エアコンの内部を洗浄する場合は、専門業者に任せる方法が有効です。

定期的に自宅でカバーやフィルターを掃除するほか、年に1回程度はプロにエアコンクリーニングを依頼し、エアコン内部を清潔に保ちましょう。